捨て猫だった「くうの」話4

どんな名前にしようかといろいろ考えるけど、その真っ黒い体、金色のきれいな瞳、最初にくうちゃんと呼んだので、もうくうちゃんとしか思いつかない。
そんな訳で名前はくうになった。

連れて帰ったら犬がいるので大丈夫かと思ったけど、犬のハルはすごくうれしがってすぐにクンクン臭いをかぐと、ペロペロ舐め始めた。
くうは日に日に元気になっていった。ミルクもよく飲んだ。
多分生まれて1ヶ月はたってるよね、二、三週間すればえさも少しずつ食べれるかね、それからおしっこをする場所作らないと。
そんな心配をしていると、最初にお話したようにハルがずっとそばにいて、お母さんがわりをしてくれたので、本当に助かった。
今さらながら、動物の本能や愛情 本当に頭が下がります。